フィロが死んだ。
戻ってきたハセヲはマク・アヌで藤太からそう聞かされた。
ガンで余命8ヶ月を宣告されていたらしい。
そして、フィロは最期までハセヲを心配していたらしい。
自分があと8ヶ月で死ぬと知ったら?
身の回りを片付け、自身が死ぬと知りながら、最期までハセヲを心配していた。
「信念は最後まで貫け」
フィロの言葉、何も覚えていない、と言うハセヲに
フィロがハセヲに残した最後の言葉だった。
役目を終えた藤太はリアルで留学するために去ることを決意する。
またタビーもリアルでの目標を見つけたため去ることを決意する。
ロストグラウンドで三郎と遭遇。
「物事には動きが必要なんだよ、つまり動けってこと」
藤太からハセヲを託された三郎は、見ている側が退屈しないように。
三郎からすれば、そんな考えがあったのだろうが、
それでもハセヲにとってはいい励みになったようだ。
大聖堂でハセヲと出会うタビー。
彼女は看護師を目指すためこのゲームを去ると言う。
「ハセヲがダメでも、私がいるから、だから一人で背負わないで」
どさくさにまぎれて告白までした彼女は
再び戻ってくるような言葉を残して去っていった。
オーヴァン、志乃、フィロ、藤太、タビー、三郎。
様々な人と出会い、彼らの言葉は全てハセヲを成長させていったのだろう。
同じ失敗はもう繰り返さない。PKK以外にも方法はある。
改めて、志乃を救う方法を見つける決意をするハセヲであった。
26話までぐだぐだな形で視聴してきたが、
内容は飛ばし飛ばしでも、ある程度理解できていた。
.hackのアニメとはつまる話、その程度の速度でしか進んでいないのだ。
最後まで見た感想としては、やはり物足りない。
特に今回は前半の13話までかなり動いていたにも拘らず、
後半は「"三爪痕"を知っているか?」「"三爪痕"を知っているか?」の
一本張りだったため収束気味な感じがしてしまった。
またゲームのプロローグ的な存在のため仕方がないことなのだが
やはり話が完結せずに終わると言うのはムナクソ悪い。
"フィアナの亡霊"との戦闘も見てみたかった。