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愛車と同じ仕様の腕時計に! ポルシェデザインのクロノグラフとは?

愛車と同じ仕様の腕時計に! ポルシェデザインのクロノグラフとは?

ポルシェがクルマのパーソナライゼーション・プログラムと同じ要領で、ポルシェデザインのクロノグラフをカスタマイズできるサービスをスタートした。

腕時計は、自分の愛車に合わせてカスタムする時代
 ポルシェのパーソナライゼーションのプログラムである「エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」。こうしたパーソナライゼーションは、フェラーリの「テーラーメイド」、ランボルギーニの「アドペルソナム」、ベントレーの「マリナー」と、ラグジュアリーブランドでは当然のプログラムである。
 しかし、ポルシェのマヌファクトゥールは、クルマだけに限らず、クロノグラフにまで及ぶものだった。

 30年以上も前からポルシェでは、標準装備のオプションに加えて、エクスクルーシブ・マヌファクトゥールを通じて、自分だけの夢のクルマを細部に至るまでカスタマイズすることができた。
 およそ700種類に及ぶエクステリアとインテリアのオプションから選択することが可能で、「911」の約90%は、エクスクルーシブ・マヌファクトゥールでパーソナライズされているという。
 また、全車両の25%が、エクスクルーシブ・マヌファクトゥールのワークショップが手掛けたモデルである。「911ターボSエクスクルーシブ」シリーズから「911タルガ4Sヘリテージデザインエディション」に至るまで、それぞれの車両にマッチしたポルシェデザインの限定モデルがすでに7台リリースされている。
 さて、こうした限定モデルは、ポルシェデザインとの協力によって実現したものだ。ポルシェデザインは、1972年に高級ライフスタイルブランドとして、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェが設立。2003年にポルシェデザインの株式を取得し、2017年からはポルシェデザイングループとして完全子会社となっている。
 ポルシェデザインは、京セラコンタックス時代の「CONTAX RTS」や「CONTAX T」、ドイツだと「Rollei QZ35Z」といったカメラでご存じの方も多いだろう。このほか、富士フィルムの「FinePix6800Zoom」といったデジタルカメラや、NECの電話機「エクセドラT-1100PD」、ヤマハのヘッドフォン「YHL-006」など、日本メーカーともいくつもコラボしている。
 ポルシェデザイングループヤン・ベッカーCEOは次のようにコメントしている。
「革新的な『ポルシェデザイン・カスタムビルトタイムピース』というコンセプトにより、カスタマーそれぞれのポルシェに合わせた時計をデザインすることができるようになりました。
 150万通りのデザインオプションを備えた、このようなパーソナライズされた特別なタイムピースのコンセプトを提供しているスーパーコピー時計 n級ブランドや自動車メーカーは他にはありません。クルマの素材や色、レザーの種類や装飾的なステッチなどは、カスタムメイドされるクルマと同じものが採用されます」
 では、今回のマヌファクトゥールでカスタマイズできる腕時計とはいったいどのようなものなのだろうか。

オメガ史上最強クロノグラフ誕生! 常識はずれの精度を実現した「スピードマスター スーパーレーシング」を現地取材

オメガ史上最強クロノグラフ誕生! 常識はずれの精度を実現した「スピードマスター スーパーレーシング」を現地取材
  2023年1月27日、オメガは新作「スピードマスター スーパーレーシング」を発表した。見た目は既存のクロノグラフをレーシーに仕立て直したもの。ムーブメントも大きく変わってはいないが、これは史上最強のオメガ製クロノグラフ、かもしれない。その特徴は驚異的な精度。公式発表された静態精度は0秒から+2秒以内というから、テンプを持つ機械式クロノグラフとしては、おそらくもっとも正確ではないか。

  


  今や多くの時計が採用するになったシリコン製のヒゲゼンマイ。磁気や温度変化に強く、しかも変形しにくいこの素材は、量産型の腕時計にはもっとも適した物だろう。しかし、ガラス質のシリコンは割れやすいため、普通の機械式時計に付く緩急針を使えない。

  というのも、ヒゲゼンマイを挟み、その長さを変えることで時計の遅れ進みを調整する緩急針は、ヒゲゼンマイに負荷をかけてしまうのだ。そのため、シリコン製ヒゲゼンマイ付きの機械式時計は緩急針に代えて、テンワの錘を調整して(オメガの場合は錘をテンワの枠に近づけると遅れ、遠ざけると進む)遅れ進みを変える「フリースプラングテンプ」を持つ。

  今でこそシリコンは割れにくくなったが、シリコン製のヒゲゼンマイには触らないし触らせる設計はしない、が時計業界の不文律だった。その課題をクリアしたのが、オメガの「スピードマスター レーシング」が載せるキャリバー9920である。シリコン製のヒゲゼンマイを持つにもかかわらず、このムーブメントは、普通の緩急針のようにヒゲゼンマイをいじって、精度を調整できる。

  


  そのメリットは驚くほどの精度だ。スピードマスター スーパーレーシングは、公式に発表された精度が0秒から+2秒以内という、今までのマスタークロノメーターよりさらに正確になったのである。プレゼンテーションで紹介された個体の精度は、なんと+0.9秒/日、姿勢差誤差は3.5秒/日以内。もともと正確だったオメガ「マスタークロノメーター」の精度は、さらに正確になったわけだ。

  ちなみにオメガの発表する数値は、あくまでも時計を静止させたときの静態精度である。しかし、筆者の見聞きする限り、オメガの静態精度は限りなく動態精度、つまり動かした状態での精度に近い。スピードマスター スーパーレーシングは、腕上でも0秒から+2秒以内という精度をたたき出すだろう。

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