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愛しのローズマリー

アカギ、エンジェル・ハート寝過ごしたorz

午後のロードショー
なんか面白い映画やってたからついつい見てしまった。

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この映画を見るといかに物事を外見しか見ていないかよくわかる。

特にロビンスの
「人は美に関して誰しもが洗脳されている。
 テレビや雑誌などで美の基準点を植えつけられている」
という言葉には関心を覚えた。

また映画としては治療効果のあるハルの視点からが中心なのがいい。
作中のハルは美人に美人と言ってるだけなのだろうが
周囲の人には外見ではなく内面を褒めている様に聞こえている。
その偶然のやり取りがまた面白い。

ハルの声を高木渉が演じているのもいい。
軽い感じだが実は真面目なキャラクター、と言う感じのポジションにはピッタリだ。

ハル自身の成長も目を見張る。
治療効果があるからローズマリーと付き合っていられたのだが、
効果が解けた後にハル自身がそのことを考えると、
初めは見かけだけだったかも知れない。しかし今は彼女自身に惹かれている。
と気付くのだ。なんとなく感動したね。

割とライトな感じで見れた。
映画は導入が重いと見にくい物だが、
この映画は「初め軽く後重く」とバランスが取れていて見やすかった。

--省略--
―――――あらすじ(読み飛ばし可)―――――


主人公ハル・ラーソンは優しく誠実な小太りの男。
彼は幼くして亡くした父の死際に遺した言葉がトラウマとなり
女性を見てくれだけで判断する男になってしまっていた。
彼にその自覚は特になく、それが原因なのか仕事もイマイチ上手くいっていなかった。

ある日エレベーターで偶然であったカウンセラーロビンスに自分の女性の好みの話をすると、
「君が女性の内面を見れるようにしてやる」と即席治療をほどこすと
ハルは女性に次々とモテるようになっていった。

実はロビンスの治療でハルはどんな外見の人でも気にならなくなっていた。
元から口は上手かったので、今まで目を覆ってたフィルターをはずし
物事の内面を褒められる様になったのだ。当然のようにモテるようになっていたのだ。

ある日ハルは街でローズマリーと出会う。
彼女は肥満で悩んでいたが、もちろんハルにそのことはわからない。
それどころかハルは彼女を美人だと言い張った。
初めはからかわれていると思っていたローズマリーだが、
彼の直向な言葉に次第にひかれていった。

すっかり仲の進展した二人だったが友人のマウリシオは
肥満女性と付き合っているハルがロビンスに洗脳されたと思い込み、
ロビンスに治療の効果を消すキーワードを聞き、ハルに聞かせてしまった。

当然ローズマリーが太って見えるようになったハルは驚愕する。
ハルはマウリシオから治療の効果の話を聞き
「好きな娘なら周りからどう思われようともかまわないじゃないか」と悲しんだ。

時同じくして向かいの家の女性がハルを食事に誘ってきた。
スタイルの良いが今までハルの誘いをことごとく断っていた女性だ。
彼はその誘いに最初は揺らぐが
「男は1番の道と2番の道を選ばねばならないことがある。
 いつも1番ばかり選んでいた俺だが今回は2番を選ぼうと思う。」
と言い、その誘いを断った。

しかしこの食事を偶然目撃したローズマリーはハルと分かれると言い出してしまう。
この機会に平和部隊員だった彼女はボランティアのため旅立つと言う。

ハルはどうしたらいいかわからず、とりあえず彼女を探すため
以前二人で訪れた小児病棟に向かった。
以前来た時は気づかなかったがそこは火傷治療病棟だった。
顔に火傷を負った少女は以前ハルが遊んでくれた事が嬉しく彼を覚えていた。
そんな彼女を見てハルは再治療無しでローズマリーを愛する事を決意する。

自宅で壮行会を行っているのを聞いてハルは急いで向かう。
そこには肥満姿のローズマリーがいた。
ハルは申し訳ないと誤り再び寄りを戻そうと言った。
彼女は「1年2ヶ月僻地に行ってしまう、その間待ってくれる?」と聞くと
ハルは「待っていられないから、ついて行く」と言った。
実は自宅に向かう途中、友人に手続きをしてもらいハルも平和部隊に入隊していたのだ。

こうして二人は結ばれ、スポーツカーで空港に向かうのだった。


―――――あらすじ終わり―――――

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