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涼宮ハルヒの憂鬱 第13話「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ」

キャラクターはともかくカワイイじゃないか
おいキョン、相手がハルヒだろうと誰だろうと、
高校生で女子と肩並べて下校なんてお前は幸せ者だぞ。文句を言うな。

朝倉涼子の自宅を訪ねるハルヒとキョン(強制)
しかし当然ながらものけの空、そこはいいんだが。
って、管理人さんCV:青野武さんじゃないですか。


自分はちっぽけな存在です
帰路でふとキョンに話した自分の価値観変革の瞬間。

「それまで私は自分がどこか特別な人間のように思ってた。
 家族といるのも楽しかったし、
 なによりも、自分の通う学校の自分のクラスは
 世界のどこよりも面白い人間が集まっていると思ってたのよ。

 でも、そうじゃないんだってそのとき気付いた。

 私が世界で一番楽しいと思っているクラスの出来事も
 こんなの日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
 日本全国の全ての人間から見たら、普通の出来事でしかない。

 そう気付いた時、私は急に私の周りの世界が色褪せたみたいに感じた。

 夜歯を磨いて寝るのも、朝起きて朝ごはんを食べるのも、
 何処にでもある、皆が皆やってる普通の日常なんだと思うと

 途端に何もかもがつまらなくなった。

 そして、世の中にこれだけの人がいたら
 その中にはちっとも普通じゃなく面白い人生を送ってる人もいるんだ!
 そうに違いない!と思うと

 それが私じゃないのは何故?

 小学校卒業するまで私はずっとそんなことを考えていた。」


うむハルヒよ。およそ誰もが一度はそんなことを考え、
そして遅かれ早かれそれは違う、ということに気付かされるのだ。
なんだ、わりと普通な思考を持ってるじゃないか。
むしろ、小学校高学年でそんなことに気付けた君は凄いよ。
なのに高校生になったとたんアレか。
まるで高校デビューじゃねぇかwww


そんなことを語ったハルヒが何処となく切なく見えたキョン。
普段とのギャップが一層そう感じさせるのだろう。


デフォルトでキザです
ちょっぴりハルヒの内面に触れたキョンを今度は古泉がお誘いに来る。
聞けば超能力とハルヒの件について分かりやすく説明したいと言う。


エヴァン○リオン
閉鎖空間と神人について語る古泉。全てはハルヒの考えるがまま。
ほおっておけば世界が全て閉鎖空間に飲まれてしまう。
しかし全てが「何故かわかっていた」と片付けるには突拍子の無い話だよ。
そりゃキョンくんも信用できないよ。

ちょっと思いついたんだが、この「灰色の世界」である閉鎖空間。
ハルヒの「周りの世界が色褪せたみたいに感じた。」気持ちの産物であり、
そんなつまらない世界を破壊しようとする無意識の衝動が神人なのだろうか。



なんとなく信じきれない話を許容する、最後までそんな気分のキョンでした。



今週見て思ったこと → いっそハルヒの考え通りにさせてしまうのも手。
古泉は仮にハルヒに自分の正体を明かしてしまえば
「世の中に超能力者はいる」と信じてしまい、
物理法則がなりたたなくなることを危惧していた。
しかし最初から成り立たない物理法則になるのならば
そういう法則の成り立つ世界になるだけ、という感じになるのではないか。

あーなんか複雑なこと言っててわけわかんなくなってきた。

とにかくこの大事な話を最終回の一個手前に持ってきたのは
正直言ってあまりうまいとは思えない。もったいない。

次週は今週の続きで最終回。