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ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット

アップロードファイル 1009-1.jpg
http://www.bumpytrot.com/index.html
今週お届けするイチオシはPS2ゲームソフト。
近々、絶体絶命都市2が発売になるirem発
ポンコツ浪漫大活劇バンピートロットだ。

ゲームは浜に倒れた記憶喪失の主人公がある少女に助けられて始まる。
舞台は自動車が誕生した産業革命のすこし後、
トロットビークルと言う2足歩行型ロボットが農業、土木、輸送と
生活に欠かせない存在となり幅広く活躍する時代。
主人公は音楽団に身を寄せながら、失った自分を探す。
ビークルを駆使し仕事を請け負ったり、悪者を倒したり、
やがてある事件とこの国、そして主人公との関係が明らかになっていく。

このゲームはいわゆるアクションゲームですが、
イメージ的に一言で言うと
「のほほんとしたグランドセフトオート」
って感じ。
なにがGTAに近いかと言うと基本的に何をしても自由だから。

最大のウリはストーリー面で選択肢が自由ってこと。
例えばヒロインの女の子コニーが気に入らないのなら
とことん嫌った選択肢を選び続けることも可能。
また主人公を特に善人として選択肢を選ぶ必要もなし。
それはそれでストーリーが展開していきます。
ネタバレは避けますがエンディングも一つではありません。

またサブシナリオがかなり豊富に用意されている。
一度言ったことのある場所にもう一度行くと何か起こったり、
街で請け負った何気ない仕事からサブシナリオに発展したりと、
本編と同じくらいのボリュームがあるといっても過言ではない。
いっそ本編を"最大のサブシナリオ"として楽しむのもいいかも。

システム面でのウリはなんと言ってもトロットビークル。
この二足歩行型ロボット、ビークルは自分好みにカスタムが可能。
このカスタム、他の多くのゲームなら戦闘を想定したものが主だろう。
しかしこのビークルは、例えば輸送用に人を乗せるパーツだとか、
水を運ぶタンクとか、化石発掘のスコップパーツとか、
とにかく凡庸性の高いものが揃っている。
これらの装備は何を仕事にして稼ぐかで変わってくる。
無論、仕事の選択も自由なのでプレイヤー次第で
ビークルはまったく変わってくるだろう。

また、仕事についてだがこれもまた幅広い。
ハーモニカを吹いてお捻りをもらう、人を運ぶ、
ある物を買って違う土地で高く売る、株、ビークルバトルなど
ビークルを使って請け負うものを中心に多種多様な仕事がある。

ここまで語る中、下手な文体でどこまで伝わるか心配だが、
つまりは色々な面で「自由」なのである。
好き勝手やってのんびりするもよし、悪に染まるもよし、
必ずしも真面目に話を進めなくてもいいので、
かなり気楽に楽しめるゲームである。

蛇足だが、このゲームは出荷数が最初から少ないと聞いたことがある。
つまり商品自体があまり出回っていないということなので、
中古ソフト屋ででもこのゲームを発見したら買ってみるといいだろう。