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かしまし ガール・ミーツ・ガール 第12話 「やがて恋が始まる」

夜、一人裏山を登るはずむ。
途中、とまりとやす菜二人のことを考える。
そして今まで女同士という事に甘えていた自分を戒める。

OPカットじゃないですか。最終回と言うことで気合入ってますね。

とまりを訪ねるも留守、仕方なく学校に行くとそこには花壇に水をまくとまりが。
はっきりと言う、そう決めたはずむはとまりに
「僕はやす菜ちゃんの傍にいる」

とまりは悲しみを隠すようにはずむに水を引っ掛ける。
やがて互いに水の引っ掛けあいをして遊ぶ。まるで小さかった頃のように。
少女二人びしょ濡れですよ。
明日太がいたら鼻血モンだよ。


「最後に一日遊んでくれたらお前を諦める」
そう言うことに決めていたとまり。
それを聞いたはずむは、今日遊ぼう、と言い出し二人は一日を楽しく遊んだ。

最後に昔のように自転車に二人乗りをする。
しかし、そこでこの関係はもう決定的に恋愛関係ではないと悟り
互いに泣き出し自転車転倒。
いたいな、コレ。

とまりはかつて自分をお嫁さんにするために川を渡ったはずむの話をする。

「私のためにそんなことをしてくれたはずむ。
 そのはずむは私の中にずっといるんだ。すごいだろ。
 ずっと自慢してやる。歳をとっても、はずむが結婚しても。
 よぼよぼになって死ぬまで、はずむの子供にも孫にも
 お前のおばあちゃんは私のために世界で一番すごいことをしてくれたんだぞって。」

途中で涙が止まらなくなってしまうとまり。
泣きながら「もう行け、男だろ!」とはずむに別れを告げる。
去るはずむを見てやっぱり行かないでと本音を出してしまうが
そこは押し込めて黙り込む。

あの~、感動の場面でこんなこと言いたくないんですけど、
>>お前のおばあちゃんは私のために世界で一番~って、


すまん!野暮だった!
今のは忘れてくれ!


一方、最終回なのに出番が少ないやす菜は、
街中でたくさんの人ごみの中で孤独を感じていた。
あいかわらず人の顔が見えない。

そんな中、はずむの声が聞こえる。顔ははっきりとは見えない。
だがはずむは「僕のそばにいてくれ!」と言ってくれた。
途端、世界は一変した。人の顔が見えるようになったのだ。

それを遥か上空の宇宙船から覗き、解説をする宇宙。
安直だが愛が一番の特効薬って事ですね。いや~よかったよかった。

最終回特殊ED、ほとんどかわらない日常。
ラストは尻切れトンボですか。


う~ん、微妙!
やっぱ1クールってのが無理あるんだよ。
OPカットしたらかもっときれいに仕上げるのかと思ったけど、
どうしたらいいか分からないけどとりあえず終わらせておけって感じだったよ。

あと明日太!
最終回でセリフが一言ってお前・・・。

製作側にまで嫌がらせを受けてるのか。

どうせなら2クールで明日太も本格参戦したほうが・・・、
とか思ったけどやっぱり明日太はこんな扱いだから愛着あるんだな。
これが本格参戦すると素直にただの嫌キャラになってしまいそうだな。

なんて言うか、この「かしまし」
一年後にどんな内容だったか話せる自信がないなぁ。
いや、設定は斬新だから忘れないとは思うけど、
エピソードは良くも悪くも印象の薄い内容だったから。


さて来週のこの時間は.hack//Roots
.hack//モノ来ました。見たところSIGNと同じような画風。
特に製作とか調べてないけど、少しは期待できるかな。

DEWPRISM デュープリズム

アップロードファイル 1039-1.jpg

先週あまりの忙しさに更新を怠ってしまった今週のイチオシ。
前回、前々回とわりと新しめなPS2ソフトを紹介いたしましたが、
今回は1999年スクウェア発売のPSソフト。
アクションRPG、デュープリズムをご紹介したします。

この作品は主人公が男の子ルウと女の子ミントの2人。
二人の目的は古代の遺産デュープリズムを手に入れること。
どんな願いでもかなう古代の遺産を二人はそれぞれの目的を叶えるため求める。

このゲーム、最大の特徴は主人公が二人いる、と言うこと。
ストーリー過程は同じ時間軸で進むが二人はあくまで別々のキャラであり、
それぞれの視点から展開するストーリーはまったくの別物に感じる。

基本的な分類としてはルウはシリアス路線、ミントはギャグ路線である。
どちらも感動的で面白いが、それをどちらに特化しているかと言った感じ。
話自体も片方で語られない部分を互いに埋めあって進む。
そんな一度で二度美味しいようなのが、このゲーム最大の特徴だ。

ルウ編は徹底してシリアス。
失った恋人を取り戻すために遺産を求め、やがて明らかになる課せられし使命。
意思と使命を理解しながら自らの宿命に挑む、そんな感じです。
泣けますよコレ。ゲームでこんなに感情移入はなかなか出来ません。

ミント編は軽快にギャグ。
王女である自分を追い出した妹と国に復讐するため遺産を求める。
大いなる意思を感じつつもひたすらゴーイングマイウェイを突き通す、そんな感じです。
正直やる前にゲームで笑えるなんてありえんと思ってましたが、コレ笑えるよ。
間の使い方、痛快なセリフ回し、ポリゴンキャラの見せ方にやられました。

また世界観だがこれもいい。個性的で対照的な二人の主人公を取り巻く
特徴的なキャラクター。どいつもこいつも一癖も二癖あります。
設定もしっかりしてますねぇ。悪役も善人も憎めないような奴らばかりです。

見せ方についてですが、ポリゴンの使い方がとても上手い。
当然、現在のような綺麗な作りのポリゴンではありせん。
しかし、いわば発展途上のポリゴンを最大限に利用して見せてます。
各キャラクターのところ狭し、かわいく、細かな"動き"
と、
背景やダンジョンなどの綺麗な"物"の見せ方が注目です。


ここまでは主に見所を語ってきたわけですが、少しプレイ感覚も語りましょう。
プレイ感覚は武蔵伝の流れを汲んだ、90年代PSのアクション。
得意な人はスイスイ、苦手な人もすぐ慣れるでしょう。

謎解きが結構多いです。
いい感じで歯ごたえがあるので頭も使います。
この謎解きが一層ストーリーに引き込む要素にもなってると思います。


二度プレイしたくなる、と言うか二度プレイせざるを得ないゲームです。
僕がこのゲームをプレイしたのは去年ですが、とても楽しめました。
正直、ここ1年で楽しめたゲームにPSソフトが入ってくるとは思いませんでしたよ。
現在、発売から日も経ち見つけることが難しいかもしれませんが、
見つけることがあったら是非買うといいです。
値段も安いと思いますし、何よりこんなに楽しめるゲームはなかなかありません。
買って後悔する事は絶対にないです。