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LAST EXILE

アップロードファイル 1094-1.jpg

公式サイト
http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/last-exile/

簡単なあらすじ
産業革命時代の雰囲気を色濃く残した世界、プレステール。
そこはギルドと呼ばれる世界を管理する国家の許可の下、
ニ大国家アナトレーとデュシスが戦争をする世界。
主人公クラウス・ヴァルカは父の残した小型飛空挺ヴァンシップで
幼馴染の相棒ラヴィ・ヘッドと共に配達人の仕事をしていた。
ある日、瀕死のヴァンシップ乗りから謎の少女アルヴィスを
ある船まで届けて欲しい、と任務の引継ぎを依頼されたことから、
二人は世界を揺るがす大きな事件へと巻き込まれていくのだった。

今週のイチオシ!と銘打って始めたこの企画ですが、いかんせん
毎週更新しとらん!
今後も不可能っぽいので不定期にします。

さて、そんな一歩後退気味のこの企画、今回のイチオシは約2年前のアニメ作品。

本当はコレをイチオシで紹介するのは、かなりためらってました。
既に放送を終えているアニメ、その面白さを知らない方に理解してもらうのは
かなり難しいだろうと思ったからです。

まぁDVD買うなり、
友人にビデオ借りるなりしてください。


ってなわけな、このアニメ。製作はGONZO。
あの「原作クラッシャー」の聞こえも高い
GONZOの10周年記念作品です。
しかし、ご安心ください。この作品はGONZOの完全オリジナル。
壊すべき原作など存在しない、素の状態でアニメが見れます。
と、まぁ冗談はこれくらいにして。
確かにGONZOのオリジナル作品なので原作は存在しません。
が、そんなことはどうでもいい。

この作品に当時の僕はかなり突き動かされました。
何がよかったのかなんて見ているときは考えもしませんでしたが
今改めて考えて、できる範囲で言葉にしてみます。

世界観
漫画やアニメではどの作品も少なからず現実離れしているものですが
LAST EXILEはその作りこみがかなり気合入ってます。

色濃くあるのが階級社会。そして水の価値。
貴族は1番水と呼ばれる良質な水を自由に使うことが出来るが、
平民は貴族の排水である5番水あたりを浄化して使うことしか出来ません。
水の価値がとても顕著で値段の差もとても大きい。
貴族の庭で使われている演芸用の水である3番水でさえ、
平民が買えるのはお祝い事があったときくらいです。

そして高度の高い場所に住む貴族ほど大きい権力を持つとされる階級制度。
当然、アナトレーで一番高いところにすむのは皇帝である。
落ちぶれた貴族は居住区を上げることは許されない。
平民は地べたに這いずり暮らしています。

いま紹介した階級制度などは一例であり
しかもこれらを知らなくてもLAST EXILEを見ていけるのですが
当時の僕はいまだここまで細かい設定をされた作品をしりませんでした。
そんなしっかりと作りこまれた世界に惹かれたのだと思います。


キャラクター
主人公クラウスは15歳の少年、11歳の少女アルヴィスを懸命に守ろうとします。
しかし成り行き上、搭乗する事になった戦艦シルヴァーナの艦長アレックスは
クラウスから見ればアルヴィスを物である様な目でしか見ておらず
しかし、現実にアルヴィスを守れているのはアレックス。
クラウスは自分の無力さを痛感させられ成長していきます。
ダメだ、上手く伝わらん。
クラウスの成長を書こうと思ったけど無理でした。
まぁ様は、少年が大人の大きさを感じつつも苦しみながら大きくなっていく
ってことかな?(ダメだ、上手く表現できない。)

少年の大きな成長、よくあるテーマですがベタはベタで良いですよ。


そしてラヴィ。
彼女の声を当てているのは齋藤千和さんです。
デビューして以来、空白の1年を乗り越えてようやくきた仕事です。
もう、迫真の演技です。
凄いよ、コレはもう、書けない。
少女の喜怒哀楽を見事に演じきってくれてます。
聞いてくれ!見てくれ!としか言えないな。


上手く伝わらなかった気がしますが、
こんなものは伝わるより感じたほうが
はるかに良いに決まってます。

見れる機会があったら、いや、是非見てください。